エンジェルビーツ TVアニメ
【エンジェルビーツ】
死んでも生き返る............。同じ場所に戻ってくる......。オンラインゲームのような...箱庭....。
「現世とは異なる世界」...「コンピュータグラフィックのシミュレーションの様な世界」...「天使の正体」に辿り着くまで....。
パーティを組んで、各ミッション..クエストになかまで...。
NPCの学生達.......、天使がNPCかどうか不明......この解釈が面白い...。運営側が隠れている...
ギターを片手に独り、唄を口ずさむ少女の亡霊、岩沢というキャラを見つめながら、心の中の風景を語るシーンに、涙がボロボロと..。
双子の弟として生まれた男の子、凡人だったが故に、元々一人っ子の家系に、歴史を塗り替えられ、存在を消された男の子...。
生まれつき身体が不自由で、外に出られなかった少女...。
自分のせいで、チームが負けた事を、いつまでも引きづり続ける青年...。
強盗で家族を亡くし、独り逞しく生きてきたヒロイン...。
結局、主人公が抱えていた過去が最後、明るみにされる下りは、最も作品のクライマックスであって、
そこに命の、生きることの、大切さや、意味を残すことの大切さなど...、メッセージが込められていた...。
最初、ずっとチームのターゲットとして敵だと認識していた「天使」そのものが、同じ一つの人生、生涯を持っていた事に驚愕し、
主人公は「彼女」を愛する事を誓ってそのストーリーに終止符を打つ..。
それは、おそらく彼自身が決めたことであり、彼だけの世界なのだろう......、あまり詳しくは描写されていないが...。
何だか意味深.......。
最後に、シミュレーション世界が、コンピュータウイルスのような何か...
黒い影に浸食されていく、最終話前の話は......、
昔の青春時代みたいな、楽しかったけれど、何だか切ない様な....、
シミュレーション上で、バーチャル世界で、もう一度体験できたらなぁ..と、そんな願いがあふれてる...。
高校生活なんて、一生に一度きりだし、二度遅れるものじゃない...。
それが、あまりに切ないものだった人でも、楽しい場合を想像して、作り替えたっていい.....。
もはや最後だ....。そのときは、ひとりになって、笑いかけてくれた、あの人を心の中で.....、