TVアニメ Vivy -Fluorite Eye's Song-

 Vivy -Fluorite Eye's Song-

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この時代のアンドロイドの技術は進みすぎて自立型思考を持つ本作のヒロインや、コンピュータのテクノロジーも未来を完璧に予測できるまでに進化していて、
情報化が街を駆け巡るセカイは、まさにAKIRAとか攻殻機動隊...。ハッキングで敵の視界を遠隔操作するアニメーションがかっこよくて、見ごたえがあった..。

ヒロインであるヴィヴィの、100年以上壊れなかったことで博物館に展示されている未来の映像をみたときに、「ジンルイ初の、電話機や計算機、もしくは航空エンジンと、扱いがオナジなんだなぁ...」と、

人類とAIの戦争というお約束のテーマも.......。AI技術の促進を推進するものと、反対する勢力の、分裂した構図は「海外ではよく使われたもので」....、ニホンのアニメでそれをとりいれるのは、斬新だ..。

高度に情報化の進んだ、縦横無尽にタワーが立ち並ぶ、近未来都市を背景(バック)に、孤高に「裏の秘密」を追って、ミッションに立ち向かうシナリオ..。ミッションインポッシブル..。

自立型思考を持つヒロインであるヴィヴィが、自らの存在に対する、人間のような自問を行う描写、

予めプログラムされた思考ではない、その場その場で、自ら新しい思考を獲得していく、のは、もはやニンゲンのイシキが獲得した、
「我想う」、「ココロここにあり」という、"現象"だから、偽物の、電気信号を走らせた所で、マネをしているにすぎない、

もちろん技術を監督しているのは人間で、人間側の視点がなくは無いが...、、
 大部分は、AI側で、その、「人とは切り離された空間」が、神々しい領域にもみえてしまう...、歴史のなかに隠された、神話上のエピソードを覗いているかのような気持ちに......。

寿命が存在することと、そうでないこと、
いずれは消え去るものとしての、価値のといかた、「時間の流れ」を、意識せざるをえない....。人は人で、流れる「時間」とは次元が異なっている..。

本来、人間の活動を、代替する、AIロボットの、その中でも唯一探し出した「唄」という表現動作を、「取り扱った」のは、
   人という生き物は、そう簡単には真似できない..、なかでの、「唄」だったのだろう...、その気持ちが表れているのかも....。

データベースと呼んだ途端に、広大になりすぎて、作曲という芸術が、「奇跡」のごとく、この目に映ってしまった....、まぁ、普通に人として見ていても、それは「奇跡」にしか見えないけどね..。

AIの進化は、歯止めを知らず、いつしか人間を超えてしまう、
代わりに唄うなら、誰だっていい、完成された曲を、前にしている時の、心臓の鼓動を感じている時くらいしか、「私は人間です」と果たして
 自信を持って、言えるほうが珍しい....。そういう時代も、やってくるかもしれない..。それは完璧なコピーを創り上げた暁だ...。


本作の主人公である、身体つきだけ、ガタイのいい、「心を持たない」、幼児の脳...、天然の脳...、
純粋なキャラデザが、美しく理想的に見えてしまう、
 現実でも、異性に対し、「ロボット」のような、純粋さを、求めている....、節があるから...。ボクも、「彼女」のよーな、ヒショがほしい....。